資生堂、国内工場で正社員登用 優遇で生産性・品質高める 

 資生堂は22日、国内3工場の契約社員に対し、希望すれば正社員にする制度を2018年度中にも始めると明らかにした。やる気を高め、優秀な人材を確保する狙い。対象は掛川工場(静岡県掛川市)と久喜工場(埼玉県久喜市)、大阪工場(大阪市)で化粧品の生産ラインに従事する契約社員。工場で働く全従業員の約6割に当たる。

 資生堂は既に、店頭で化粧品を販売する美容部員を全て正社員にする施策を打ち出している。16年4月入社の美容部員は11年ぶりに正社員として採用した。訪日外国人客の増加で化粧品の需要が高まっており、人材を優遇することで生産性と品質を高めたい考えだ。


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