双子のチンパンジー誕生、名古屋 東山動植物園 

母親に抱かれる双子のチンパンジー(下)=21日、名古屋市の東山動植物園(同園提供)

 名古屋市の東山動植物園で21日、チンパンジーの双子が誕生した。同園は、隔離せず母親に育てさせる方針で、母親による双子の育児が成功すれば、高知県立のいち動物公園(香南市)に次いで国内2例目としている。

 東山動植物園によると、双子の誕生は国内の動物園で9例目。双子はいずれも体長24センチ、体重1500グラムほどで母子ともに元気な様子という。性別は不明で、名前はこれから付ける。

 双子がともに順調に育つことはまれといい、同園は慎重に経過を観察した上で公開時期を決めるとしている。同園の担当者は「母親の子育てをしっかりサポートしたい」と話した。


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