男児に障害、病院職員を書類送検 連絡遅れで容態悪化、神奈川 

 神奈川県海老名市の海老名総合病院で2013年、入院していた当時3歳の男児の血液検査結果を担当医に速やかに連絡せずに容体を悪化させたとして、海老名署は21日までに業務上過失傷害の疑いで、臨床検査科の責任者だった女性職員(48)を書類送検した。男児は髄膜炎を発症し、四肢がまひするなどの障害が残った。

 捜査関係者への取材で分かった。書類送検は12日付。

 捜査関係者らによると、男児は高熱を出して13年1月に入院し、病院は外部機関に血液検査を依頼。同年2月2日、検査結果の返答があったが、その日のうちに担当医に伝わらなかったため適切な治療がされなかった。


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