水没の小型機を引き揚げ 福井・九頭竜川に不時着 

福井市の九頭竜川から引き揚げられる小型機=21日午前

 福井市の九頭竜川に小型機が不時着した事故で、水没した機体が21日、河川敷に引き揚げられた。操縦していた福井市の医師松原六郎さん(66)らの委託を受けた建設業者が同日朝から作業を行った。

 運輸安全委員会の航空事故調査官2人も立ち会い、今後、機体の損傷状況や事故原因を調べる。

 引き揚げ作業は午前7時ごろ開始。クレーン車を載せた台船が川岸から約20メートル離れた水没地点に近づき、全長約8・3メートル、重さ約900キロの機体をゆっくりと持ち上げた。機体に大きな損傷は見られず、河川敷で分解してから福井空港に運んで原因を調べる。


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