東電社長、新潟知事訪問へ 柏崎再稼働へ理解求める 

 東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)を巡り、同社の小早川智明社長が今月27日に新潟県を訪れ、米山隆一知事に対し、原子力規制委員会の審査に事実上合格したことを直接報告し、早期の再稼働へ向け理解を求めることが20日、関係者への取材で分かった。

 2基は年内にも正式合格する可能性があるが、米山氏は慎重な姿勢で、再稼働の見通しは立っていない。

 東電は2基の再稼働を経営再建の柱とし、2013年9月に審査を申請。規制委は、安全確保に関する東電の決意を確認した上で、条件付きで容認。今月4日、審査書案を了承した。意見公募などを経て、正式合格となる。


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