2017年10月21日 00:40 | 無料公開
広告大手電通の違法残業事件で、労働基準法違反の罪に問われた同社に罰金50万円を命じた東京簡裁判決は21日、電通が控訴せず確定した。 事件は、2015年に新入社員の高橋まつりさん=当時(24)=が過労自殺したことを発端に労働局が捜査に着手。検察当局は今年7月、法人としての電通を略式起訴したが、東京簡裁は正式裁判を開くと決めた。 今月6日の簡裁判決は「違法な長時間労働が常態化していた。会社の刑事責任は重い」と指摘した。