三重の専修寺、国宝に 重要文化財に松殿山荘など6件 

津市の専修寺御影堂(同寺提供)

 国の文化審議会は20日、日本の代表的な近世寺院建築とされる専修寺(津市)の御影堂と如来堂を国宝に、多様な形式の茶室が並ぶ松殿山荘(京都府宇治市)など6件の建造物を重要文化財に新規指定するよう林芳正文部科学相に答申した。景勝地「鞆の浦」(広島県福山市)の港町など2地区を重要伝統的建造物群保存地区に選定することも求めた。

 年内にも答申通り指定、選定され、建造物の重要文化財は2480件(うち国宝225件)、重要伝統的建造物群保存地区は117地区となる。

 専修寺は真宗高田派の本山で、広大な境内に江戸時代中期に建てられた御影堂と如来堂が並び立つ。


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