故平尾誠二さんの一周忌しのぶ 「ミスター・ラグビー」の長女 

平尾誠二さんの思い出を語る、長女の大塚早紀さん=大阪市

 「ミスター・ラグビー」と呼ばれ、日本代表の指揮を執った平尾誠二さんが53歳で亡くなってから20日で1年を迎えた。長女の大塚早紀さん(28)は「本当に優しく、明るい。最後までいつも通りの父だった」としのび、喜んでいた日本初開催の2019年ワールドカップ(W杯)の成功を願った。

 同志社大で全国大学選手権3連覇、社会人の神戸製鋼では日本選手権7連覇―。輝かしい実績を重ねた大スターも、家庭では競技の話をしなかった。「お菓子を片手にお笑い番組を見て笑っている」。母は新聞で父の現役引退を知ったという。


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