大西洋クロマグロ、5割拡大へ 年間漁獲枠、資源状況改善か 

 大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)の科学委員会は、東大西洋・地中海でのクロマグロの年間漁獲枠を、2020年までの3年間で約5割拡大できるとの報告書をまとめた。水産庁が19日、明らかにした。資源状況が改善していると判断したとみられる。11月にモロッコで開く年次会合で各国・地域の漁獲枠を議論する予定で、日本は拡大を求める方針だ。

 現在の年間漁獲枠は2万3千トンで、欧州連合(EU)の割当量が最大の1万3千トンで、日本の割当量は1900トン。科学委は漁獲枠を段階的に増やし、20年までに3万6千トンに拡大可能だとした。


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