亡命の中国人権活動家が来日 「専制続く限り変わらない」 

インタビューに答える陳光誠氏

 米国で事実上の亡命生活を送っている盲目の中国人権活動家、陳光誠氏が初来日し19日、東京都内で共同通信の取材に応じた。2012年に発足した習近平指導部の下で中国の人権状況は悪化し続けていると指摘。「司法の独立などが認められない専制下である限り、誰が政権を握っても変わらない」と批判した。

 習国家主席は18日に開幕した共産党大会で、民生の改善などに取り組むと表明した。陳氏は、党大会に伴い、中国国内で多くの人権活動家らが軟禁されるなどしていると強調。「国民迫害の会議でしかない。聞こえがいいことを言うのでなく、実際に何をするかが問題だ」と非難した。


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