窃盗疑い「忍者」追送検 黒ずくめ、素早い74歳 

東大阪市内の防犯カメラに写った犯行直後の谷川満昭被告の画像(大阪府警提供)

 大阪府警河内署は19日、2009年から住宅への侵入盗などを繰り返したとして、窃盗などの疑いで大阪市中央区、無職谷川満昭被告(74)=同罪で公判中=を追送検し、捜査を終結した。全身黒ずくめの格好が防犯カメラ映像などに記録され、捜査員の間で「平成の忍者」と呼ばれていた。

 河内署によると、侵入は主に深夜で、大阪府東大阪市の住宅を中心に約250件、現金や商品券など計約3千万円相当の被害を裏付けた。防犯カメラには建物の間を素早く移動する様子も写っていた。捜査員は「高齢とは思えない身のこなし」と話している。

 追送検容疑は09年~17年、住宅から現金などを盗んだ疑い。


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