連合、5年連続ベア要求 18年春闘、「月給の2%程度」 

 連合は19日、東京都内で中央執行委員会を開き、2018年春闘で、5年連続のベースアップ(ベア)要求をするとの基本構想を確認した。17年春闘と同水準の「月給の2%程度を基準」とし、定期昇給相当分の2%と合わせると4%程度の賃上げ要求になる。

 委員会後に神津里季生会長は記者会見し、物価上昇の動きが弱い中で17年春闘と同水準の要求を掲げたことに、「『賃金は上がるものだ』というかつての常識を取り戻すとのメッセージを込めている」と述べた。

 連合によると、17年春闘では全体の賃上げ率は前年を下回ったが、中小企業の労働組合では上回り、大手との差が縮まった。


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