大飯1、2号の廃炉方針を否定 関電幹部、福井県に 

 関西電力の森中郁雄原子力事業本部長代理は18日、福井県庁を訪れ、清水英男安全環境部長と面会、大飯原発1、2号機(同県おおい町)の廃炉を巡る報道について、「廃炉に対する方針を固めた事実は全くない」と否定した。

 森中氏は、1、2号機の事故時の原子炉冷却設備が他原発にはない特殊な構造になっている点を強調。「新規制基準の適合性確認に向けて技術面、安全面での検討を行っているところだ」と、17日の関電コメントと同様の説明をした。

 2基は法定の運転期間40年に近づいているため、1号機は来年3月下旬までに、2号機は同12月上旬までに延長申請が必要。


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