米軍の火炎弾訓練、自粛要請へ 「住民に不安与える」と防衛相 

米軍機とみられる機体から発射された二つの火の玉=11日、広島県北広島町(岩本晃臣さん提供)

 小野寺五典防衛相は17日、米軍機による対空ミサイルの命中を防ぐために発射する火炎弾「フレア」の訓練に関し「地域住民に不安を与える」として、陸地の上空での訓練自粛を米側に申し入れると明らかにした。海上は含まれない。視察先の東京都世田谷区で記者団に語った。

 小野寺氏は、自衛隊が同様の訓練を行う場合は、海上で実施すると指摘した。

 米軍岩国基地(山口県岩国市)所属のFA18戦闘攻撃機が、広島県北部の上空で11日にフレアの訓練を実施したと米側から防衛省に報告があった。11日に米軍機とみられる機体から火の玉が出たとの目撃情報が寄せられていた。


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