日光東照宮で千人武者行列 豪華時代絵巻、観客魅了 

よろい武者の姿で日光東照宮の参道を練り歩く「百物揃千人武者行列」=17日午前、栃木県日光市

 栃木県日光市の日光東照宮で17日、江戸時代から続く恒例行事「百物揃千人武者行列」が行われ、豪華な時代絵巻が大勢の観光客を魅了した。

 徳川家康を祭ったみこしを中心に、よろい武者姿の市民ら約800人が東照宮の約1キロの参道を行進。行列が始まると曇り空から日が差し始め、訪れた観光客たちは金色に輝く装束をまとった行列を写真に収めようとカメラを向けていた。家康を祭ったみこしにさい銭を投げ入れる人もいた。

 さいたま市浦和区から町内会の日帰り旅行で来たという無職宮田清一さん(76)は「初めて見たが、規模が大きくてびっくりした。すごかったね」と笑顔だった。


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