副担任は小学校でも接点、福井 自殺生徒に居残りさせる 

今年3月に2年の男子生徒が自殺した福井県池田町の町立中学校=17日午前

 福井県池田町立中2年の男子生徒=当時(14)=が自殺した問題で、生徒に厳しい叱責を繰り返した副担任が、生徒が小学6年の時にも同じ小学校に在籍し、遅くまで居残りをさせたことがあったことが17日、町の調査委員会の報告書で分かった。

 中2から副担任となり、生徒が「副担任が宿題未提出の理由を言い訳だとして聞いてくれない」と訴えたことなどから、母親は副担任を代えてほしいと求めた。担任は「僕から副担任にちゃんと言っておきます」などと応じながら、副担任と協議したり、上司や同僚に詳しい事情を報告したりしなかったという。


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