2017年10月16日 19:50 | 無料公開
完成した像について説明する大村智・北里大特別栄誉教授=16日、山梨県中央市の山梨大医学部
ノーベル医学生理学賞を2015年に受賞した大村智・北里大特別栄誉教授が発見した物質「エバーメクチン」の分子化学構造を再現した像を母校の山梨大が作り、山梨県中央市の同大医学部キャンパスで16日、完成披露式典を開いた。
大学によると、像はアルミニウム製で幅180センチ、奥行き140センチ、高さ280センチ。水素や炭素などがつながった複雑な作りを表現しており、医学部の臨床講義棟の玄関に設置された。
式に出席した大村さんは取材に「学生が研究に意欲を出すきっかけになってほしい」と笑顔を見せた。