囲碁、井山が初の快挙にあと1勝 名人戦第5局1日目 

 囲碁の6冠保持者で、史上初となる2度目の全七冠独占にあと1勝と迫った井山裕太碁聖(28)が、高尾紳路名人(40)に挑戦している第42期名人戦7番勝負の第5局は16日、静岡県熱海市で始まり、午後5時半、高尾名人が68手目を封じて1日目を終えた。

 対局は持ち時間各8時間の2日制で、井山碁聖の黒番(先手番)。左上で始まった競り合いが中央に波及、際どい攻防となっている。

 井山碁聖は現在、棋聖、本因坊、王座、天元、十段も保持。昨年4月、史上初の全七冠同時制覇を果たしたが、同11月に名人を失って6冠に後退した。


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