クニマス研究で山梨を訪問 秋田の高校生 

山梨県富士河口湖町を訪問し、渡辺喜久男町長(右端)に質問する秋田県立大曲農業高の生徒ら=16日午後

 秋田県仙北市の田沢湖の固有種で、絶滅したとされながら約70年ぶりに山梨県富士河口湖町の西湖で発見されたクニマスを「古里」に戻そうと、田沢湖の水の浄化に取り組んでいる秋田県立大曲農業高(大仙市)の生徒らが16日、同町を訪問し、環境保全の取り組み方法などを渡辺喜久男町長に聞いた。

 同高の1~3年生5人が、郷土に貢献する研究授業の一環として訪問。西湖の環境保全策を質問された渡辺町長が「人間の手をなるべく加えずに、魚がすめる環境を大事にする意識が大切」と答えると、5人は熱心にメモを取っていた。


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