トム・クルーズにしもしも ノラとひふみんが映画PR 

 実話に基づく米アクション映画「バリー・シール アメリカをはめた男」(21日公開)のPRイベントが東京都内で開かれ、お笑いタレントの平野ノラと、将棋棋士の加藤一二三・九段が登場した。

 民間航空会社の敏腕パイロットからCIAのエージェントに転身し、政府の極秘作戦に加わる一方で、麻薬の運び屋としても暗躍したバリー・シールを、トム・クルーズが演じる。

 バブル時代をほうふつさせるソバージュヘアーに肩パッド入りスーツの平野は、「ギロッポン(六本木)から、シルビア転がして来ました。やっぴー」と景気よくあいさつ。お手製の肩掛け型携帯電話を手にして「しもしもー、トム・クルーズ? ウーパールーパーにエサあげといて」と笑わせた。

 ユニークな言動と「ひふみん」の愛称でおなじみの加藤九段は今年現役を引退し、平野と同じ芸能事務所に入った。映画に負けない破天荒なエピソードを求められると、「10年くらい前、別人と対局していました」と語りだした。

 「昼休みに対局者名が書かれた紙を見ていたら、私が戦っているはずの棋士のところに『体調不良のため将棋会館に来ていません』と書いてあったんですよ。じゃあ私が対局していたのは誰なの? 将棋界唯一のアクシデントだと思います」と告白。平野は「普通の芸人よりも面白い。強敵が入ってきたな」と危機感をあらわにしていた。


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