EV電力消費、全体の1% IEA推計、22年に台数8倍に 

電気自動車(EV)の家庭での充電風景=2016年

 【ロンドン共同】国際エネルギー機関(IEA)は4日、2022年の世界の電気自動車(EV)などの普及台数は16年に比べ8倍の1600万台になると予測する一方、EVによる電力消費量は22年時点でも全発電量の1%に満たないとの推計を発表した。再生可能エネルギーに関する報告書の中で示した。

 EVを巡っては世界各国で急速な普及が見込まれる一方、家庭などでの充電に伴い電力の安定供給に支障が出かねないとの見方もある。IEAの見通しは、近い将来のこうした不安を払拭した形だ。

 プラグインハイブリッド車も含めて推計。普及は中国がけん引し、欧州、日本、米国が続くと説明した。


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