途上国水銀汚染の援助体制構築を 国連環境計画の事務局長 

国連環境計画のソールハイム事務局長(UNEP提供・共同)

 【ジュネーブ共同】国連環境計画(UNEP、本部ナイロビ)のソールハイム事務局長は26日までに共同通信の電話インタビューに応じ、水銀による環境汚染や健康被害は世界にとり「依然、大きな問題だ」と述べた。速やかに対策を進めるには問題に直面する途上国への資金援助の枠組み構築が重要だと指摘した。

 UNEPは2000年代初めから世界の水銀問題に取り組み、水銀汚染の防止を目指す「水銀に関する水俣条約」制定でも国連機関として大きな役割を果たしてきた。


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