給食指導で児童5人嘔吐、岐阜市 教諭を厳重注意 

 岐阜市の市立小学校で、50代の女性教諭が児童に給食を残さず食べるよう指導し、今年7月までに1、2年生の計5人が嘔吐していたことが26日、市教育委員会への取材で分かった。市教委は「指導に不適切な部分があった」として、25日付で教諭を厳重注意処分とした。

 市教委によると、教諭は昨年度、担任を受け持った1年生のクラスで給食を残さないよう指導。偏食の多い児童にはスプーンで口元に運ぶなどしていた。昨年4~12月にかけて、4人の児童が吐き、うち2人は3回前後もどした。

 教諭は今年7月、補助で入った2年生のクラスでも完食するよう指導、1人がもどした。


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