ワープロ検定で問題を漏えい 文星芸大名誉教授、学生10人に 

 文星芸大(宇都宮市)で情報処理の講義を受け持っていた70代の男性名誉教授が7月、日本情報処理検定協会主催の「日本語ワープロ検定」の試験問題を受検予定の学生10人に漏らしていたことが26日、大学などへの取材で分かった。名誉教授は大学側の調査に「学生を全員合格させたかった」と説明したという。8月に依願退職した。

 大学や協会によると、名誉教授は7月31日実施予定だった試験の問題と模範解答のコピーを封筒に入れ、同27日、受検予定の学生に配った。「本番の問題と模範解答です」「この件は絶対に他人にしゃべらないこと」と書いた用紙1枚も同封した。


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