2017年9月25日 22:09 | 無料公開
バリ島のリゾート施設でアグン山越しの日の入りを楽しむ観光客=25日(ロイター=共同)
【クルンクン共同】インドネシア国家災害対策庁のストポ報道官は25日、記者会見し、噴火の恐れが高まっているバリ島のアグン山で火山性地震が増えるなど「さまざまな観測結果から、噴火の可能性が高いとみている」と述べた。噴火時期は「予測できない」とした。
同庁によると、アグン山付近の住民の避難者数は25日までに計4万8540人に上り、島内に設置された避難所は300以上に増加。標高3千メートル超の山頂から9~12キロ圏内は既に立ち入り禁止となっているが、ストポ氏によると、一部住民が家畜の世話を続けるなどしているため避難が遅れている。