自民・高村副総裁が不出馬 衆院12期、「体力の限界」 

自民党の高村正彦副総裁

 自民党の高村正彦副総裁(75)=衆院山口1区=は25日、次期衆院選に立候補しない意向を表明した。既に安倍晋三首相(党総裁)にも伝えた。党本部で記者団に「体力の限界だ」と語った。2012年9月に首相が党総裁に就任して以降、党副総裁を務め、集団的自衛権の行使を容認した安全保障関連法や、天皇陛下の退位を実現する特例法制定、憲法改正などの難しい課題で党内議論の取りまとめ役を担った。

 1980年の衆院選で初当選し、現在12期目。弁護士出身で党内きっての理論派として知られ、外相、防衛相、法相など要職を歴任した。一時は派閥領袖も務めた。


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