台湾、新たな対中交流モデルを 民進党大会 

台湾の民主進歩党の党大会であいさつする蔡英文党主席=24日、台北市(共同)

 【台北共同】台湾の与党、民主進歩党(民進党)は24日、台北市内で年に1度の党大会を開催した。蔡英文党主席は公的な対話が途絶えている中国との関係について「台湾の主体性と主権を堅持する原則の下で、新しい交流のモデルを模索しなければならない」と述べ、中台は不可分の領土とする「一つの中国」原則は受け入れない姿勢を維持する考えを改めて表明。

 蔡氏は昨年5月の総統就任以来の取り組みを総括。対中政策について「中国の台頭は慎重に対応しなければならない現実だ。(中国に対して)感情的に恨んだり、ごますりをしたりしても中国の台頭や発展に誠実に向き合うことにならない」と話した。


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