鹿児島で西南戦争の戦没者を慰霊 維新150年に向け 

鹿児島市に建立された西南戦争の戦没者のための慰霊塔=23日午後

 来年の明治維新150年を控えたことしが西南戦争から140年となるのに合わせて鹿児島市に建立された戦没者のための慰霊塔が23日完成し、現地で建立に関わった有志らが記念式典を開いた。有志を代表し鹿児島県立図書館長の原口泉氏(70)が「西南戦争では兄弟や親子が敵味方で戦った。140年たって初めて慰霊塔を建てることができた」とあいさつした。

 慰霊塔は、西郷隆盛が率いた鹿児島県士族らと明治政府軍側の双方の戦没者を弔うもの。式典には西郷や大久保利通の子孫らを含む約200人が、全国から集まり出席した。


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