原発避難者2割、最近自殺考えた 茨城、4割にPTSD 

 2011年の東京電力福島第1原発事故で福島県から隣接する茨城県に避難した人を対象に昨年末に実施したアンケートで、2割が「最近自殺したいと思ったことがある」と回答したとの結果を筑波大や茨城県、避難者支援団体「ふうあいねっと」などのチームが23日、まとめた。

 回答者の4割近くに心的外傷後ストレス障害(PTSD)の疑いもあり、東日本大震災と原発事故による被災者の心の傷の深さがあらためて浮き彫りとなった。

 事故から6年半が過ぎた現在も約3万5千人が福島県外での避難生活を余儀なくされ、茨城県への避難者は約3500人に上る。


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