安全追求に終わりないと新委員長 原子力規制委、更田氏が抱負 

 原子力規制委員会の委員長に就任した更田豊志氏は22日、記者会見で「安全追求に終わりはないという初心を忘れず、リーダーシップを発揮していきたい」と抱負を語った。更田氏は、2012年の規制委発足時に委員となり、14年から委員長代理を務めた。同日の皇居での認証式を経て委員長に就任。初代委員長の田中俊一氏は任期満了に伴い退任した。

 更田氏を委員長代理から昇格させる政府人事案は、衆参両院の本会議で今年5月に可決され、正式に決まった。更田氏は東京電力福島第1原発事故の反省を踏まえ「田中氏の福島への強い思いと厳正な規制を行う方針は変えない」と述べた。


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