大分県警、議会に処分報告 暴力団周辺者に数十万円 

 大分県警は22日、知人の時計などを盗んだほか、暴力団周辺者と不適切な関係があったなどとして巡査長2人を処分(いずれも22日付で依願退職)したと県議会文教警察委員会に報告した。停職3カ月の懲戒処分を受けた中津署の20代男性巡査長が暴力団周辺者に貸し付けた金額が数十万円にのぼることも明らかにした。

 巡査長は2015年ごろから上司に報告せずに暴力団周辺者との接触を続けてきた。16年夏ごろから数回に分けて現金を貸し付けていたという。県警幹部はこうした経緯を説明した上で「職員の倫理指導を続けてきたが、より効果的な指導に努める」と再発防止を誓った。


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