河野氏、早期対話に慎重 北朝鮮対応で日独会談 

 【ニューヨーク共同】河野太郎外相は訪問先の米ニューヨークで21日、ドイツのガブリエル外相と会談した。核実験とミサイル発射を繰り返す北朝鮮への対応を巡り、現時点での話し合いは問題の解決につながらないとして、北朝鮮との早期対話に慎重な考えを伝えたとみられる。

 早期対話を呼び掛けるドイツに、圧力強化を通じて北朝鮮の核放棄を目指す日本政府の立場を説明し、理解と協力を求める狙いがある。河野氏は会談で「国際社会全体で圧力を強化する必要がある」と強調した。

 ガブリエル氏は、ドイツとして緊張緩和へ努力する用意があるとの認識を示したもようだ。


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