日独協力で生命誕生の謎に迫る 小惑星探査でちりを採取 

JAXAがドイツの協力を得て開発する小惑星探査機のイメージ(JAXA提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日、小惑星に接近してまき散らされたちりを採取、分析する探査機をドイツの協力を得て開発すると発表した。地球の生命の起源となる有機物は小惑星や彗星などの小天体がもたらしたとする説があり、生命誕生の謎に迫ることを目指す。

 JAXAとドイツ航空宇宙センターは同日、ちりを検出する観測機器の開発を、主にドイツが担当する方向で検討することに合意した。

 探査機は「デスティニー+(プラス)」と呼ばれ、2018年度から開発。22年にJAXAの小型ロケット「イプシロン」で打ち上げる。


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