戸籍事務にマイナンバー導入 法制審に諮問 

戸籍法改正が諮問された法制審議会。奥左から2人目は上川法相=19日午後、法務省

 法務省は全国の市区町村が扱う戸籍事務にマイナンバー制度を導入する方針を固め、上川陽子法相が19日、法制審議会(法相の諮問機関)に戸籍法改正を諮問した。パスポートの申請や婚姻届の提出などの際、マイナンバーを示せば戸籍証明書(戸籍謄本や戸籍抄本)の添付を不要とするもので、上川法相は法制審総会で「国民の利便性向上と戸籍事務の運営効率化の観点から検討をお願いしたい」と述べた。法務省は法制審の審議を経て、2019年の通常国会で法改正したい考えだ。

 戸籍事務への導入は、マイナンバー制度の設計段階から検討されていた。


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