加計学園の研究施設にリスク指摘 市民団体に対し学園は反論 

 愛媛県今治市の市民団体「今治加計獣医学部問題を考える会」の黒川敦彦共同代表は23日、国会内で開かれた民進党の会合で、学校法人「加計学園」(岡山市)が建設中の獣医学部の研究施設について「高度なウイルス研究を行うための十分な機能がなく、バイオハザード(生物災害)のリスクがある」と指摘した。

 危険な細菌やウイルスなど病原体を取り扱う施設は、危険性に応じたバイオセーフティーレベル(BSL)に応じて運営する必要がある。学園は同日、報道各社に書面で「実験室は(危険度が2番目に高い)BSL3の病原体を取り扱う施設の基準を満たして計画している」と反論した。


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