米海軍、第7艦隊司令官を解任 事故相次ぎ早急な交代必要と判断 

アーコイン司令官(ロイター=共同)

 米海軍太平洋艦隊のスコット・スウィフト司令官は23日、神奈川県の横須賀基地を拠点とする第7艦隊所属のイージス艦による衝突事故が相次いだことを受け、第7艦隊のジョセフ・アーコイン司令官を解任した。太平洋艦隊が発表。

 アーコイン氏はもともと数週間以内に退役する予定だったが、ロイター通信によると、米政府当局者は「トップの早急な交代が必要」と指摘。事故の連続を重大視し異例の退役直前の解任となった。

 海軍は事故を受け、第7艦隊の即応体制や訓練の在り方、整備体制、作戦の頻度などを広範に調査中。米メディアによると、現時点でアーコイン氏の具体的な過失は指摘されていない。


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