米韓、核対応で合同演習 北朝鮮の攻撃想定、31日まで 

韓国政府の閣議に臨む文在寅大統領(手前)=21日、ソウル(聯合=共同)

 【ソウル共同】米韓連合軍司令部は21日、北朝鮮による韓国への核攻撃を想定し、兆候を捉えた際の先制攻撃や反撃の手順を確認する定例の合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」を始めた。31日までの予定。核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮と、武力行使を排除しない姿勢を見せるトランプ米政権が互いを非難しており、米韓は訓練期間中の北朝鮮の挑発を警戒している。

 韓国の文大統領は21日朝の閣議で、演習は防御目的で緊張を高める意図はないと強調。北朝鮮の挑発で米韓は演習実施するという「悪循環に陥っている」とし、北朝鮮が挑発をやめれば演習の規模縮小も検討できると示唆した。


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