自民有志「南京大虐殺」で意見書 カナダ州議会に送付 

 衛藤征士郎元衆院副議長ら自民党の有志議員14人が、カナダ東部オンタリオ州で「南京大虐殺記念日」を制定する動きがあるとして、州議会に「関係国間で好ましくない論争を引き起こす可能性がある」と懸念を伝える意見書を送付した。党関係者が20日、明らかにした。

 旧日本軍が南京を占領した12月13日を「南京大虐殺記念日」と定める法案が州議会に提出されたことを受けた対応。外交筋によると、9月からの州議会で法案を審議する可能性があるという。有志議員側は「放置しておくと、歴史問題を巡る新たな火種になる」(党中堅)として、外務省にも対応を求めている。


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