京阪電鉄、初の座席指定特急 プレミアムカーの運行開始 

京阪電鉄の「プレミアムカー」の出発式でテープカットする中野道夫社長(左から2人目)ら=20日午前、大阪市

 京阪電気鉄道が初めて導入した座席指定の特急車両「プレミアムカー」が20日、運行を始めた。淀屋橋駅(大阪市)では出発式が開かれ、全40席が完売した一番列車が出町柳駅(京都市)に向けて発車すると、詰め掛けた多くの鉄道ファンが見送った。

 出発式では京阪電鉄の中野道夫社長が「沿線のお客さまの満足度向上や、観光需要の拡大を目指したい」とあいさつし、関係者がテープカットして運行開始を祝った。

 淀屋橋―出町柳を結ぶ8両編成の特急に1両組み入れ、毎日約100本運行。乗車区間に応じ400~500円の座席指定料金を支払う。観光案内にも対応する専属のアテンダントが同乗する。


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