みちびき3号機打ち上げ、種子島 日本版GPSで精度向上へ 

人工衛星みちびき3号機を搭載して打ち上げられるH2Aロケット35号機=19日午後2時29分、鹿児島県の種子島宇宙センター

 政府は19日、日本版の衛星利用測位システム(GPS)の構築を目指す「みちびき3号機」を、H2Aロケット35号機で鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。

 米国のGPSの信号を補って位置情報の精度を高める目的。4基体制にして2018年度から本格運用する計画で、実現に向け前進した。本格運用になれば、カーナビやスマートフォンに加え、車の自動運転や無人トラクターによる農業効率化など、さまざまな応用が見込まれる。

 打ち上げ作業は三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が担った。


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