欧州ではしか急増 厚労省、旅行者に注意喚起 

 厚生労働省は18日、イタリアとルーマニアを中心に欧州ではしか患者が大きく増えているとして、欧州へ行く人に注意を呼び掛けた。海外に行く人が多い時期でもあり、帰国後に高い熱や全身の発疹などの症状がでたら、すみやかに医療機関に相談してほしいとしている。

 日本は土着のウイルスによる感染がない「排除状態」と認定されているが、今年は海外で感染した人を起点とする集団感染が起きており、6日までの患者数は169人で、昨年をすでに上回っている。

 イタリアでは8月までに約4100人、ルーマニアでは約6500人の患者が出ている。


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