元米軍属の責任能力争わず 沖縄女性殺害で弁護側 

 沖縄県うるま市で昨年4月に起きた女性暴行殺害事件で、殺人罪などで起訴された元米海兵隊員で軍属だったケネス・シンザト被告(33)の弁護側が当初の方針を変更し、公判で被告の刑事責任能力を争わないと決めたことが18日、分かった。一方、殺人罪については「殺意はなかった」と否認する方針。

 弁護人の高江洲歳満弁護士は、公判前整理手続きで被告の精神鑑定を那覇地裁に申請するとしていたが、資料を精査した結果、「犯行時、心神喪失や心神耗弱だったという主張は難しいと判断した」としている。


  • LINEで送る