プーチン大統領側近を批判 収賄罪のロ前経済発展相 

16日、モスクワの裁判所に出廷したアレクセイ・ウリュカエフ被告(中央)(タス=共同)

 【モスクワ共同】昨年11月に巨額の収賄罪で訴追されたロシア前経済発展相のアレクセイ・ウリュカエフ被告の裁判が16日、モスクワの裁判所で行われた。被告は「(プーチン大統領の側近で国営石油最大手ロスネフチの)セチン社長のうその証言に基づいてつくられた事件だ」と名指しで批判し、無実を訴えた。

 検察側によると、被告は、中堅石油企業バシネフチの民営化を巡り、同社の50%超の株式取得を狙ったセチン社長に賄賂を要求し、200万ドル(約2億2千万円)を受け取ったとされる。


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