2017年8月16日 22:49 | 無料公開
メキシコ中部にあるホンダの自動車生産工場=2014年(共同)
【ワシントン共同】米国、カナダ、メキシコによる北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉が16日、米ワシントンで始まった。トランプ米政権の保護主義的な通商戦略の動向を占う試金石となる。3カ国は年内合意を目指し、関税をゼロにする基準などで着地点を探る。再交渉の行方次第で日本の政府、企業が対応を迫られる可能性がある。
NAFTAは3カ国が結ぶ自由貿易協定(FTA)。再交渉はメキシコに対する巨額の貿易赤字を減らし、米国の製造業再生と雇用増につなげたいトランプ大統領が要求し、メキシコとカナダが応じた。トランプ政権と経済対話を進める日本政府も行方を注視する。