電柱に超薄型ディスプレー 中部電、愛知・豊田で実験へ 

電柱に取り付けられる超薄型ディスプレー「電子ペーパー」=5月、愛知県豊田市(中部電力提供)

 中部電力は、電柱に超薄型ディスプレー「電子ペーパー」を取り付け、行政情報などを配信する実証実験を10月から愛知県豊田市で始める。公共の場にある電柱を、災害時の避難誘導といった地域密着の情報をタイムリーに伝える媒体にする。

 電子ペーパーは、書き換えが自由で消費電力が少ない利点と、屋外でも読みやすいという紙の特長を併せ持つ。インターネットに接続し「数十秒単位で情報を入れ替えることも可能だ」(中部電担当者)。今回使う電子ペーパーは縦69センチ、横39センチで、風雨から守るためケースで覆い、電柱の地上約3メートルの高さに看板のように取り付ける。


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