飛行記録装置、搭載なし 奈良で墜落の小型機 

小型機墜落事故の関係先の聴取を終え、報道陣の取材に応じる運輸安全委の航空事故調査官=16日午後、大阪府八尾市

 奈良県山添村の山中で小型機が墜落し2人が死亡した事故で、機体の整備を担当した「エアロラボインターナショナル」(大阪府八尾市)が16日、事故機にフライトレコーダー(飛行記録装置)が搭載されていなかったと明らかにした。県警によると、死亡したのは男女で全身打撲により即死。今後、身元の確認を進める。

 同社によると、小型機にはフライトレコーダーやコックピット内の音声を録音する機材の搭載義務がなく、事故機には両方とも装備していなかった。6~7月の点検の際は、異常は見当たらなかった。


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