iPSから血小板量産を確立 ベンチャー企業が共同体で 

 ベンチャー企業「メガカリオン」(京都市)は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から輸血用の血小板を作り、量産できる製法を、製薬企業などとのコンソーシアム(共同体)により確立したと7日、発表した。

 人での安全性や効果を確かめる臨床試験(治験)を日米で2018~19年ごろ実施予定。再生医療等製品として厚生労働省へ申請し、20年の製造販売承認を目指す。

 メガカリオンは京都大などから提供を受けたiPS細胞から、血小板のもととなる細胞を作って凍結保存し、解凍して培養し、止血作用がある血小板に変化させる。共同体として血小板の品質確保や保存、分析などに当たる。


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