富山大空襲72年で集会 「平和へ決意強めよう」 

富山大空襲の犠牲者に黙とうをささげる市民ら=29日午後、富山市

 太平洋戦争末期の富山大空襲から72年を迎えるのを前に「富山大空襲を語り継ぐ会」は29日、空襲の悲惨さを伝える集会を富山市で開いた。集まった市民ら約20人が犠牲者に黙とう。同会の柴田健次郎幹事(84)が「二度とこのような惨禍を招かぬよう平和への決意を強めていこう」と呼び掛けた。

 終戦間際の1945年8月2日未明の富山大空襲では、二千数百人が犠牲となった。同会によると、170機を超える米軍のB29爆撃機が飛来し、50万発以上の焼夷弾を投下。約13・8平方キロが焼失したという。


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