稲田防衛相が辞任 首相、任命責任認め陳謝 

 稲田朋美防衛相は28日の記者会見で、辞任する意向を表明した。これに先立ち安倍晋三首相に辞表を提出し、受理された。南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽問題を巡り、防衛省トップとして混乱を招いた責任を取った。8月3日にも実施される内閣改造まで岸田文雄外相が兼務する。首相は稲田氏の任命責任を認め「国民の皆さまに心からおわびを申し上げたい」と陳謝した。辞任は内閣支持率が急落している政権への打撃になる。

 首相は稲田氏の辞任表明後、官邸で記者団に「混乱させた責任を取りたいとの意思を尊重し、辞表を受理した」と強調した。


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