求人倍率1・51倍に上昇 6月、正社員も初の1倍超 

 厚生労働省が28日発表した6月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0・02ポイント上昇の1・51倍だった。改善は4カ月連続。正社員に限った倍率も1・01倍となり、2004年11月の集計開始以来、初めて1倍を超えた。総務省が同日発表した6月の完全失業率(季節調整値)は、前月比0・3ポイント低下の2・8%で4カ月ぶりに改善した。

 有効求人倍率は、求職者1人当たりの求人数を示す。企業の強い人手不足感から、今年4月にバブル経済時のピークを上回って以降、高水準が続いている。


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